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筋トレやヨガの動画で見るカウントダウンタイマーってあるじゃん?あれをやってみたい!

他サイトを参考にやってみたら、丸い枠のアニメーションがうまくいかない……
と困ったことはありませんか?

カウントダウンの表示はエンタメやフィットネス系の動画でよく使われますが、実際に表示させようとすると難しいのでは?と思うかもしれません。
ですが、実際にやってみると、思ったよりもカンタンに作成することができます。
そこで今回は、
・Premiere Pro 2025でカウントダウンを表示させる方法
について解説します。
ストップウォッチを表示させる方法
ストップウォッチの数字部分の作り方
カウントダウンを作成する方法
まずはじめに、プロジェクトパネルの右下にある紙のマークを押して、「クリアビデオ」を選択します。そのまま何もせず「OK」を押しましょう。

作成したクリアビデオをタイムラインに配置します。このとき、カウントダウンにかかる時間と同じ長さにクリップを変形させておきましょう。
(例えば、「3,2,1…」というカウントダウンにしたい場合、クリアビデオクリップを3秒分の長さにしておきます)
次に、エフェクトパネルの「ビデオエフェクト」にある「メタデータとタイムコードの焼き込み」を、タイムラインのクリアビデオにドラッグ&ドロップします。

エフェクトコントロールパネルを開き、「メタデータとタイムコードの焼き込み」項目にある「不透明度」を「0%」に変更しましょう。これで、タイマーの背後の座布団が消えます。

さらに、その下にある「メタデータ」項目のプルダウンを開き、「タイムコード生成」を選択します。

このタイミングでプロパティパネルを開き、タイマーを以下の画像くらいの位置、大きさに変更しておきます。

プロパティパネルを下にスクロールしていくと、「クロップ」という項目があります。そこの「左」と「右」の数値を、タイマーの秒数の一桁だけ残るように変更します。

例えば筆者の場合、「左」が「52%」程度、「右」が「45.8%」程度になりました。ここは微調整が必要なので根気強く正しい数値を探していきましょう。


ちなみに、もしも分数や二桁以上の秒数を見せたい場合には、以下の部分が残るようにクロップしてみてください。


クロップが完了したら、タイムラインのクリアビデオを右クリックし、「ネスト」を選択します。

ネスト化されたクリップを右クリックし、今度は「速度・デュレーション」を選択します。

「反転速度」にチェックを入れて、「OK」を押しましょう。

問題なければ、これでカウントダウンタイマーが完成します。実際にプレビュー再生して確認してみましょう。
タイマーの色変更をしたい場合
もし、カウントダウンタイマーの色を変更したい場合には、エフェクトパネルの「ビデオエフェクト」の中にある「カラー置き換え」をタイマーのクリップにドラッグ&ドロップしましょう。

エフェクトコントロールパネルを開き、「カラー置き換え」項目を見てみます。
「ターゲットカラー」の色をタイマーと同じ色に変更し、「置き換えるカラー」を好きな色に変更しましょう。ターゲットカラーで正しい色をスポイトなどでうまく選べていれば、希望した色に変更されます。

トラブルシューティング:タイマーをネスト化したらなぜか消えた場合

このような事態が発生した場合、まずはプレミアプロを再起動してください。それでも解決しなかった場合は、タイマーのスケールを大きくしたり、タイマーの位置を高いところに移動させたりした状態でネスト化してみてください。筆者はこのいずれかで解決したことがあります。
ストップウォッチの外周の円部分の作り方
「クロックワイプ」でそれっぽいものが作れる
フィットネス系のYouTubeなどを観ていると、カウントダウンタイマーの周りで丸い線がじわじわ消えていくアニメーションを見かけることがあるかと思います。
それに似たアニメーションを作成する方法について見ていきましょう。
まずはじめに、楕円ツールを選択します。
(もし表示されていない場合は、長方形ツールを長押ししてみましょう。すると、楕円ツールや多角形ツールが表示されるので、楕円の方を選択します)

楕円ツールで、先ほど作成したカウントダウンの数字が完全に囲えるくらいの大きさの円を作成します。
(そのままだと楕円になってしまうので、Shiftキーを押しながら円を作成してください)
円が作成できたら、この円を必ず映像の中心に配置してください。

(※円を映像の中心に配置する方法が分からない方は、プロパティパネルを開いて下にスクロールしてください。すると、「整列と変形」項目に画像赤枠のようなマーク2つがあるので、それをクリックします)

エフェクトパネルの「ビデオトランジション」にある「クロックワイプ」を、円のクリップの終端にドラッグ&ドロップします。

円のクリップの長さを1秒分に縮めます。その後、エフェクト適用時間も1秒間に伸ばします。
(クリップの全時間にエフェクトが適用されている感じですね)
このとき、このクリップのトラック幅を上下に大きく広げておくと後に便利です。

カウントダウンにかかる秒数分、円のクリップをコピペして後ろにつなげましょう。
(例えば、「3,2,1…」としたい場合、3つ分の同じクリップが連続するようにコピペしてくっつけます)

作成した円のクリップ全てをまとめて選択してから右クリックし、ネスト化します。

そうしたら、先ほど作成したタイマーの時間部分とネスト化に成功した外周の円部分を好きな位置に移動させましょう。
(例えば、映像の左上にカウントダウンを配置したい場合、先に外周の円を移動させてから、その中央に来るようにタイマーを移動させます)

これで完了です。作業が多くとても大変だったかと思います……!お疲れ様でした!
トラブルシューティング:外周の円がうまく時計回りに消えてくれない

そのような場合、画像中央で円を作成できていなかった可能性があります。円を映像の中心で作成・配置してから、クロックワイプを適用し、ネスト化してみてください。
(恐らくですが、そうしないとエフェクトの中心がずれるのだと思われます)
メモ:「ワイプ(放射状)」ではなく「クロックワイプ」なのは何故?
他のサイトを閲覧した方の中には、「『ワイプ(放射状)』を使った外周の円アニメーションの作り方あるよね?なんでそれを説明しないの?」と思う方がいらっしゃるかもしれません。
恐らくですが、あのやり方は旧バージョンのプレミアプロでのみ可能なやり方だと考えられます。プレミアプロ2025だと「ワイプ(放射状)」が期待通りに動いてくれません。
(少なくとも筆者のプレミアプロではそうでした)
そのため、本サイトでは、特に手間なく扱えるそれっぽいアニメーションとして、「クロックワイプ」を手段のひとつとして挙げています。

筆者もはじめは「ワイプ(放射状)」の存在しか分からなかったため、他サイトをたくさん閲覧しまくっても答えに辿り着けず困っていました。それゆえ、自分で試行錯誤を繰り返していたところ、今回挙げている「クロックワイプ」の存在に気付くことができました。
もっとオシャレなカウントダウンを超ラクに使いたい場合は素材がおすすめ
先述したカウントダウンタイマーの制作方法を見て、

面倒くさい!!そもそも忙しすぎてカウントダウン作ってる場合じゃない!!

もっとオシャレにしたいけど手間がかかりすぎる……!
と感じる方もいらっしゃるでしょう。
例えば、PIXTAの動画素材検索欄で「カウントダウン」と入力すると、20000件以上ヒットします。(2025年6月現在)
しかも、結果に出た素材のどれもが高品質なものばかりです。
動画編集者にとって作業時間とクオリティはいつも必ず重視されます。作業時間を減らしつつ高品質な動画を制作したい方にはオススメな選択と言えます。
(著者はよくPIXTAを利用しますが、素材の数と品質が優れているのでいつも助かっています。欲しい素材のキーワードを入力すれば大体何かしら出てくるという点と、画像素材や無料素材も扱っている点が特に使い勝手が良いと感じますね)
ストックフォト【PIXTA】
おまけ:「カウントダウンマーク」というのがデフォルト機能で存在しているが…
こちらはおまけ話です。
プロジェクトパネルの右下にある紙のようなアイコンをクリックすると、「カウントダウンマーク」という項目があります。

するとこのような画面が表示されます。色々な部分のカラー変更はできますが、ひとまずそのままOKを押しましょう。

作成されたデータをタイムラインに設置してプレビュー再生してみると、何やらアルファベットの羅列アニメーションが流れた後、古い映画のカウントダウンのような演出が始まります。

オシャレだけれど、いったい何なのだろうか……。
この謎の機能ですが、一応Adobe公式サイトでこれについて少し言及されているようでした。以下にそのページのURLを掲載しているので、気になる方は読んでみてください。
その他:初心者デザイナー・クリエイターとして働くには
デザイナー・クリエイター初心者の方には、ココナラやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトの活用が非常におすすめです。
そこでは学んだスキルを実際の仕事で活かしながらお金を稼ぐことができ、好きなことを仕事にして稼ぐ第一歩を踏み出せます。
さらに、実績が増えて「○件の制作経験あり」とプロフィールに書けるようになると、企業からの仕事依頼や就職できるチャンスが増え、安定した収入につながります。

筆者は始め、個人のクリエイターとしてクラウドソーシングサイトで仕事をしていましたが、そこで実績を積むことが出来たため、理想的な会社にデザイナーとして就職することが出来ました。
おかげで、穏やかな生活を送れています。
実績を積むことは、個人で自由に仕事することにも、就職して安定した収入を得ることにもつながります。
まずは気軽に挑戦してみてください。