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絵師さん見てると、CLIP STUDIO PAINTを使ってる人もいれば、Photoshop使ってる人もいるんだよね。どっちを選べばいいのかな?

バナーとか静止画広告を作りたいが、どちらのソフトが向いているのか……
と困ったことはありませんか?

クリスタでもフォトショでも、イラスト制作や画像制作は可能です。
しかし、この2つのソフトを触ったことがないと、どこに違いがあるのか分かりにくいですよね。
これからクリエイティブ制作を始めたい方にとっては、自分により合っているソフトを選びたいと感じているはずです。
そこで今回は、どちらのソフトも数年以上使ってきた筆者の実体験をもとに、
・クリスタとフォトショの違い
・それぞれが得意な分野
・どんな人にどちらがおすすめか
を、AIで適当に出力したのではない、筆者本人の忖度なし正直レビューをしていきます。
クリスタとフォトショの違いは?
結論
結論から言うと…
です。
以下で、実際に使っていて感じた違いを、具体的に解説していきます。
筆者の使用歴(前提)
- CLIP STUDIO PAINT(クリスタ): 趣味で約10年使用
- Adobe Photoshop(フォトショップ): 仕事で約3年使用
どちらも本やスクールで体系的に学んだ経験はほとんどなく、分からないことがあればその都度調べながら使いこなしてきました。
そのため、しっかり専門的に学んだプロ目線というよりは、「クリエイティブ制作を始めてみたい!」と感じている初心者〜中級者の方に近い視点でお話しします。

これから、筆者が実際に感じた「それぞれの得意分野」を、完全に筆者の経験ベースで挙げていきます。
クリスタの方が良かったところ
素材サイト「CLIP STUDIO ASSETS」がとにかく便利
クリスタには「CLIP STUDIO ASSETS」という、絵や漫画制作に役立つ素材を無料・有料でダウンロードできるサービスがあります。
これが本当に優秀で、作業の効率がぐっと上がります。
例えば、
- 髪の毛の塗り残しを雑になぞるだけで自動で塗ってくれるブラシ
- トーン素材やグラデーションマップ
- 背景や3D素材、テクスチャ、デコレーションに使えるブラシ
などがワンクリックで入手可能です。

有料素材もありますが、筆者的に「これはすごい!」と感じる素材の大半は無料でダウンロードが可能です。
特にイラストや漫画を描く人にとって、この素材の豊富さは最大の魅力と言えます。
描くためのツールの種類が圧倒的に豊富
ペン、ブラシ、消しゴム、スタンプなど、「描くためのツール」が非常に充実しています。
例えばペンツールの場合、Gペン、水彩、油彩、鉛筆、チョーク、縁取りペンなど、さまざまな種類が簡単に活用できます。さらに、ペンの密度や混ざり具合などの性能も自由に調整可能です。
「CLIP STUDIO ASSETS」で多彩なペンを追加すれば、気分や作品に合わせてサッと描き味を変えることができます。
「とりあえずサラッと描きたい」「手間をかけずに絵を仕上げたい」
そんなときに非常に便利なソフトという印象です。
色塗りの自由度が高い
クリスタは、「色の混ざり方」や「ぼかし方」など、塗りのニュアンスを直感的に表現できるのが大きな魅力です。
例えば、油彩画のようなタッチでイラストを描く場合、フォトショでは事前準備や練習が必要になります。
(そもそも描けるのか……?不可能ではないかと思いますが、とても大変そうなイメージです。一方、クリスタでは油彩風の塗りに適したブラシや色混ぜツールが何種類も存在します)

クリスタはとにかく「絵を描く」ことに特化している印象です。クリスタの色々な素材を活用して絵を描くのはとても楽しいですね!
フォトショの方が良かったところ
数字で管理できる精密なデザイン
Photoshopは、ピクセル単位の配置や整列、中央揃えなどを数値ベースで正確にコントロールできます。例えば、テキストや画像を中央に配置する作業のやり方は直感的に分かり、しかもワンクリックで一瞬で行えます。
バナーや広告、UIデザインなど、「ズレのない精密なデザイン」を作るべきときに特に向いています。
テキストデザインが強い
フォトショでは、文字をおしゃれに加工するのが非常に簡単です。
- グラデーションカラーのテキスト
- 影や立体感を加えたロゴ風タイトル
これらを慣れていなくても短時間で作れるのはフォトショの大きな強みです。クリスタだと慣れやセンスが特に必要だと感じます。
写真加工やフィルターの利用が超簡単にできる
画像の印象をガラッと変えるフィルター機能が充実しています。
例えば、
- 写真をワンクリックで水彩画風に
- ノイズや粒子を加えてレトロ風に
といった加工も簡単です。
以下は、試しに「L」のみにスポット修復ブラシツールを使用したものです。


この機能は特に便利ですね!
クリスタでは自分の手で修正しなくてはならないので、フォトショのこの機能は非常に重宝します。

フォトショは「デザイン」や「写真表現」に強い印象です。
一から自分で何か描くより、元々ある写真や画像を補正したり組み合わせたりしてより高品質なものに作り変えるのが得意というイメージ。
実際の使い分け(筆者の場合)
筆者は普段、次のように使い分けています。
- 人物や小物などのイラスト作成 → クリスタ
- 背景の加工やテキスト配置 → フォトショ
フォトショは描画のためのツールが少なく、絵を描くには少し物足りません。
クリスタで文字を配置すると手間を感じ、デザイン的にも「なんかダサいな……?」となることが多いです。
(時間をかけて文字を作成すれば高品質になるかもしれませんが、フォトショですぐに高品質な文字を置けることを知っていると、やはりフォトショに軍配が上がります)

このため、ぶっちゃけると両方のソフトを併用するのが最も効率的だと感じています。
まとめ:結論をもう一度
結論
まとめると、結論は
です。
| 目的 | おすすめソフト | 理由 |
|---|---|---|
| イラスト・漫画制作 | クリスタ | アナログに近い描き心地、素材が豊富 |
| バナー・広告制作など | フォトショ | レイアウト・文字・写真加工が強い |
| 両方やりたい | 両方使う | 相互補完ができる |
どちらも高品質なソフトなので、自分のやりたいことに合わせて選べば後悔はしないでしょう。
余裕が出てきたら「クリスタ+フォトショ」の二刀流を目指すのもおすすめです。
さいごに:「どっちでも良いか」と感じたならフォトショがおすすめ

グラフィックデザインはやりたい!イラスト制作も同じくらいやりたいな!
けど、最初から2つ買うのはお金がかかるし……。その場合って、はじめはどっちを選ぶのが良いの?
本記事を読んで、そう感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
理由はシンプルで、仕事で使える機会がクリスタよりも多いからです。
例えば、求人サイト「Indeed」でそれぞれのキーワードを検索してみると、
- 「CLIP STUDIO」:約900件
- 「Photoshop」:約2,000件
でした。(2025年11月3日時点)
つまり、フォトショの方が倍以上の求人で使われていることが分かります。
デザイン業界では、フォトショやイラレといったAdobe製品がよく使われています。
そのため、フォトショを扱えるようになっておくと、転職・副業・フリーランス活動で大きな強みになります。

実際、筆者もフォトショやイラレを触った経験があったおかげで、企業でデザイナーとして働くことができています。


